革工房Rigelでは北海道の四季折々の風景から着想を得て独自に調合した色の染料で牛ヌメ革を染め上げています。
オーダーをお受けしてから一つ一つ手染めする革で仕立てる作品は、素朴な風合いと独特な色の濃淡、素材の個性が混じり合い、唯一無二の存在感を纏います。
ギャラリー併設の工房には常時100点近くのサンプル作品を展示しています。
出来上がったばかりの鮮やかさが残るもの、作家自らが使い込んで経年変化させたもの、敢えて日差しに晒して風合いを出したものなど、出来上がりの想像はもちろん、作品と共に過ごした先にあるかたちも深く想像していただけるようにサンプル作品をご用意しています。
作品を手にとって作家と会話をしながら打ち合わせをする事が可能ですので、オーダーメイドの一連の流れを楽しんでいただき、当工房でのオーダーメイドが思い出に残る体験となれば幸いです。
Rigelの革作品は全ての工程を一人の作り手が手作業で行うベンチメイドで作られています。
ミシンなどの機械を一切使用しない手染め、手縫いの 革作品は一つひとつが唯一無二の雰囲気を纏い、耐久性にも優れている為、末長くご愛用いただけます。
一度お作りいただいた作品に対しては、修理はもちろん、シミや日焼けのケアなど個人作家だからこそ出来るこまめなメンテナンスも責任を持って承ります。
↓下の画像をタップしていただくと、お財布が出来上がるまでの動画(You Tube)をご覧になれます。
革工房Rigelでは素材に姫路産の『牛ヌメ革』を使用しています。
ヌメ革とは植物の渋に含まれるタンニンを使用して原皮を鞣しており、塗装等の表面加工がされていない革の事をいいます。
数ある革の種類の中で最も『革本来の風合い』を楽しむことができ、染色の際には染料の色を素直に引き出してくれますので、すべての作品に使用する革を一つ一つ手染めしている当工房にとって魅力的な素材です。
また、表面加工が施されていないため、動物の『生きていた証』でもある自然なシワやキズがそのまま残っている場合があります。
目立つシワやキズがある部分はハイブランド等の既成の革製品では使用を敬遠される傾向にありますが、オーダーメイド専門の当工房の場合、ご依頼主様によっては敢えて
「シワの目立つ場所を作品に使用したい」
「この傷を鞄の目立つ場所に配置したい」
という声もあり、オーダーメイドならでは作品を生み出す為にも最適な素材と言えます。
ヌメ革の最大の魅力は使い込むことで革の色合いが深くなり、ツヤが増していく『経年変化』をハッキリと楽しめるところです。
革の経年変化は、その人のライフスタイルや使い方によってそれぞれ違った変化をしていきます。
革製品と『共に生きた証』が日々刻まれ、使い込むほどに愛着が湧き、丁寧に使い込んであげれば何十年も共に歩むことができます。
革工房Rigelでは
そんなヌメ革の持つ魅力を最大限に活かしたオーダーメイドの革製品を心を込めてお作りしております。
世界に一つの革製品をあなたの手で大切に育ててあげてくだされば嬉しいです。
一枚一枚個性のある革を、これからお作りさせていただくオーダー作品を思い浮かべながら、直接目で見て、手でさわって、じっくり考えながら仕入れています。
革工房Rigel 代表 松下歩 1987.2.23
2016.6 革工房Rigelを小樽でスタート
2018.2 札幌西区宮の沢に移転
2024年現在 創業8年目 製作させていただいたオーダーメイド作品は1,000点以上を数える